野良と私の春夏秋冬

10数年来、自宅周辺の野良猫たちを見つめ続けてきたオバサンが綴る、「野良たちの生存記録」を兼ねた猫日記。

「ちゃっかりさん」?

猫の「モック」が亡くなり、実家の庭に埋葬してから、早くも1週間以上が経ちました。(?という方は、良かったら前回の記事をお読みくださいね)


あまりに儚かった「モック」との縁を思うと、後悔や悲しみでまだ心は重く、気持ちは晴れません😢

それでも、死んだ「モック」の分まで、今まだこの世に生きている「野良さん達」を1匹でも多く応援しなければ、と自分に言い聞かせています。


(セブンイレブンの自動ドア近くで、じっと座り続ける猫さん😅 なかなかの美形です)


さて、ちょうど「モック」の亡くなった頃から私の仕事も忙しさを増し、夜は疲れてブログ更新どころではない、という日が続いていました。


そんな中で、今日私が会った「行きずり」の猫さんを紹介します。


今日、私は自分の事情で、午前中だけ有休を取っていました。

昼の12時過ぎ、自宅から職場に向かう途中で、昼ごはんを買うため「セブンイレブン」に寄りました。

もう、職場にかなり近いエリアにあるセブンです。


ふと見ると、自動ドアのすぐ近くに1匹の猫さんが座っていました。

白×キジの可愛い猫さんです。(たぶん、メス)


私が買い物をして店から出ると、さっきの猫さんは、店に出入りするお客さん達に次々に寄っていき、必死で見つめては「なんか頂戴アピール」をしていました😅


最初は、近くの家で飼われている猫かな?と思いましたが、あの様子を見ると「野良さんかも知れない」と思いました。

(まあ、飼い猫でも、他の人から食べ物を頂く子はいますけどね…)


思わず、いつも車に積んでいるカリカリフードを一握りだけつかみ、店員さんから死角になっているコンビニ脇の角であげました。

猫さんは「…!」という感じですぐに飛んできて、カリカリと音を立てながら食べ始めました。


こういう猫さん、時々見かけますよね。

「ちゃっかりさん」と言っては失礼ですが、観光地、行楽地、公園など…沢山の人間が集まる場所に座り、じっと熱い視線を送っては、「何か美味しいもの」を人間からおすそ分けしてもらう猫さん…。


「収穫」は、ハンバーガーの切れ端だったり、コンビニの焼き鳥やナゲットの一口だったり、パン一ちぎりのこともあるでしょうが…。

野良さんなりに、生き抜くための必死の知恵なんですね。


(「ねぇ、なんか美味しいものくーださーいな~!」)


たぶん、今日1度きりで、2度と会うことはない「行きずり」の猫さん。

本当は「行きずりの猫」にエサをやったら悪いんだ、と叱られるのでしょうが…。


こうした猫さん達と出会うたびに、心の中で「アンタ達、無事に生き延びるんだよ。交通事故や人間の虐待には、くれぐれも気をつけてね」と呼びかけずにはいられません。


彼らの無事を祈ることしか、私には出来ないのでした。