野良と私の春夏秋冬

10数年来、自宅周辺の野良猫たちを見つめ続けてきたオバサンが綴る、「野良たちの生存記録」を兼ねた猫日記。

暗がりから呼びかける声

ここ最近、体調が思わしくなく、「夜の巡回」に行けない日が幾度もありました。

自分も、「巡回」を始めた13年前より確実に老化が進み、体力的にもしんどくなってきています😥


あまりにキツい時は、「ああ、なぜ私はこんなこと(野良さんのエサやり)を始めちゃったんだろう…」と思うこともあります。


でも、1度始めたことを、自分の勝手な都合で突然止めてしまうのは、すごく罪なことだというのもわかっています😥

そんな訳で、しばしば自己嫌悪に陥りながらも、また次の夜は自分にハッパをかけ、出かけるのでした。


(【D地点】去年の秋頃からエサを貰いに来るようになったキジ猫さん。「ツッチー」と名付けました)


私が「巡回」に行けなかった夜も、「常連」の野良さん達はきっと「おかしいな~? 猫オバサン、なんで今夜は来ないんだ~?」とイライラしながら、待っているに違いないのです。



時々、ビックリすることがあります。

私は、毎夜「エサやり地点」の近くに駐車し、少し歩いて行くことが殆どです。

モロに「エサやり地点」に車を停めたりすると、猫や猫オバサンを目の敵にする人間に見つかりやすく、車のナンバーから素性を割り出される危険もあるからです。(犯罪者みたいですが…)


さて、何に驚くかと言うと、私が車から降りた途端、暗がりから「ニャオ~ン!」と呼びかける声がして、ギョッとすることがあるのです。


(上と同じ【D地点】で、去年の12月に撮影。「ツッチー」と一緒に食べている黒猫は「クロ子さん」。【C地点】の「チビクロ」の母猫ですが、最近姿を見ていません)


猫は人間と違って、暗がりでも目が見えると言いますね。

私の目には暗闇しか見えなくても、猫さんのほうは「あっ! 猫オバサンが来た!」とわかっているんですね。


時には、全く見知らぬ猫さんから呼びかけられることもあります😓

「え…? あの、一体どちら様で?」という感じですが、猫さんは「こっちはアンタのこと知ってんだよ! 早くご飯おくれ~!」と言いたげな顔です。

思わず笑ってしまいますけどね。


(【G地点】の常連「ケムケム」。私が到着すると、いつもすぐ横から呼びかけてきます)


【D地点】に、去年の秋(11月くらい)から現れるようになったキジ猫さんがいます。

いつも、憐れっぽい声で鳴きながら駆け寄ってきます。

そんなに詳しくは観察できませんが、頭や首にただれたような傷があるので、恐らく皮膚病ではないかと思います。


このキジ猫さんには「ツッチー」と名付けました。

もし、捕まるなら「ツッチー」を病院に連れて行ってあげたいのですが…。

やはり「捕獲機」でもないと無理のようです。


昨夜は、数日ぶりに【D地点】にも「巡回」に行きましたが「ツッチー」には会えず…。

しかし、今朝、エサの器を回収しに行くと、猫1匹分ほどエサが減っていました。

「ツッチー」が食べてくれてるといいのですが…。