野良と私の春夏秋冬

10数年来、自宅周辺の野良猫たちを見つめ続けてきたオバサンが綴る、「野良たちの生存記録」を兼ねた猫日記。

新顔猫「ヨネクロ」/銭湯の仲良し2匹

(【C地点】のニュー・フェイス「ヨネクロ」。性別は今のところ不明。カメラにビビって目がまん丸に…😅)


こんにちは、「ねこのごんごん」です。

今日は月曜日ですが、仕事はお休み。

ここぞとばかり、ブログ更新しています。


このブログでは、最近ずっと、【C地点】の女ボス・「ブッチ」との別れについて書いてきました。


約5年間、ほぼ毎晩、顔を合わせるのが当たり前だった存在。

私にとって「彼女」は、顔馴染みの「常連さん」であり、親しい友のような存在でした。(挨拶がわりに、まず「シャーッ!」と威嚇されましたが…😅)


「ブッチ」を喪った悲しみは消えませんが、今もまだ、必死に生きている野良猫さん達を1匹でも多く助けるのが、「彼女」への供養になると信じています。



【C地点】は、「ブッチ」が消えて間もなく、夏の間「彼女」の元夫(?)だったオス猫「オッサン」がエサを食べに来ていました。

しかし、その「オッサン」も、夏が終わる頃、再び姿を消してしまいました😢

「彼」については、また今度書こうと思います。



こうして、一時とても寂しくなった【C地点】ですが、夏の終わり頃から新たな「常連さん」として、1匹の黒猫が来るようになりました。


【C地点】は、30年以上前からある、こじんまりした某スーパーのすぐ目の前です。

このスーパー周辺を「縄張り」としていた「ブッチ」一家。


スーパーの第二駐車場(「ブッチ」が倒れて死んでいた、と聞いている場所です)から、反対側の道路を渡ると、すぐ目の前に米の自動精米機が置かれています。


この黒猫さんとは、その精米機の前で出会ったのです。

正確に言うと、まだ「ブッチ」が生きていた初夏の頃、黒猫さんのほうから遠慮がちに「ニャ~ン…」と話しかけてきたのでした。


推測ですが、私が毎晩「ブッチ」にエサを持ってくるのを、少し離れた所から見ていたのではないでしょうか?

「いいなあ~、自分にもゴハンちょうだい~」とおねだりしていたのでしょうね。


憐れに思って、その精米機の後ろで、この子にも少しエサをあげたのでした。

毎晩会えるわけではなかったけれど、私も「今夜はいるかな?」と気にかけるようになっていました。


身体も小柄で、初めて見た頃は、まだ大人の猫になりきってない少年(少女)だったと思われます。(性別は不明)


「ブッチ」が姿を消してしばらく経った後、それなら自分が…とでも言うように、この黒猫さんは道路を渡り、【C地点】にエサをもらいに現れるようになったのでした。


黒猫さんは、どの子も「クロ」と呼びそうになってしまい、ネーミングに悩むのですが、この子とは「精米機」の前で出会ったから、「ヨネクロ」と名づけました。


あれからほぼ毎晩、「ヨネクロ」は【C地点】で、私がエサを持ってくるのをじっと待っています。


難点は、私が近づいていくと、周りに気づかれそうな声で「ニャオ~! ニャオ~!」と鳴き立てること。

「しーっ、静かに…」と言ってもムダで、ゴハンをもらえる嬉しさを抑えられない様子なのでした。



(【E地点】に生息する2匹、「のり平」と「オレンジ」のコンビ)


せっかくなので、もう1つの地点の猫さんも紹介します。

【C地点】は、私の実家に近いエリアですが、私の住むマンションのすぐ近くに、【E地点】があります。


あまり詳細に書くのは避けますが、【E地点】は、とある銭湯の裏手にあります。

ここも、長らく様々な猫さんとの出会いと別れを繰り返してきた場所です。


ここ1年ほどは、茶トラ猫の「オレンジ」と、「のり平」と呼んでいる、ちょっと特徴的な顔の黒猫、この2匹が仲良くエサをもらいに現れていました。


この2匹の関係は不明です。

「のり平」は、ほぼ間違いなくオスだと思いますが、「オレンジ」の性別は不明です。

しかし、何となくオスのような気がしますが…。


兄弟なのか、それとも「他人」だけど、野良猫同士で意気投合したのか…。

とにかく、2匹はほとんどいつも一緒に行動している「仲良し」でした。


最近は、この銭湯の「オヤジ」が色々な嫌がらせ(ガラスの破片を撒くなど)をするので、それまでの場所から、少しだけ横に移動した所でエサをあげています。


(昨日の昼前、【E地点】でのんびりお昼寝する「オレンジ」を目撃。「な、何だよ…😓 またエサくれるのか?」と言いたげな顔)


しかし、このところ、仲良しコンビだった2匹のうち「のり平」の姿を見ないので、心配しています。


【E地点】のすぐ目の前には大きな道路がありますが、そちらではなく、銭湯の西側の裏道、こちらを凄いスピードで飛ばして走る車もいるのです。

過去には、何匹もの猫さん達がここで車に轢かれ、命を落としました😢


お天気だった昨日の午前中、たまたま車で【E地点】の前を通りかかると、「オレンジ」が1匹、ひなたぼっこをしていました。

思わず車から降りて、「オレンジ、お前一人かい? 相棒はどうした?」と話しかけました。

もちろん「オレンジ」は答えず、何とも言えない目で私を見つめるだけでしたが…。

「のり平」が無事で、また会えることを祈っています。