野良と私の春夏秋冬

10数年来、自宅周辺の野良猫たちを見つめ続けてきたオバサンが綴る、「野良たちの生存記録」を兼ねた猫日記。

「ケムケム」と奇跡的に再会!

( 3月26日、生存をあきらめかけていた「ケムケム」と再会!【G地点】)


前回の更新の後、再び放置状態となり、3ヶ月近くが経過してしまったこのブログ…。

それでも、時折のぞきに来てくださる方がいたようで、申し訳ない気持ちです😢


前回の記事の時、すでに親が入院していて、慌ただしい毎日だったのですが、あの後いろんな「動き」がありました。


私自身も転勤になり、4月から新しい職場に変わりました。

そして、ほぼ同時期、退院した親も介護施設を変わることになり、その「引っ越し」などで、ドタバタの日々でした。


私自身の転勤は、前の職場より少し通勤距離が短くなっただけで、転居とかはしなくてよかったので、野良さん達のところには、今までと変わらず行けるのが救いです。


さて、ブログ更新する余裕もなかった3ヶ月近くが過ぎ、ようやくこちらのブログを開くことが出来ました。


(去年3月17日の記事でアップした「ケムケム」の写真)


更新出来なかった間に、いくつかの嬉しい再会もありました。

2017年12月、このブログを立ち上げてすぐに紹介した【G地点】の「ケムケム」というメス猫がいます。


【G地点】は位置的に、私が毎晩通る場所ではないので、2日おきとか、週に2回とかのペースで「巡回」に行っていた場所です。

某コンビニのすぐ近く、としか言えませんが、「彼女」はこの場所で、私が持って行くエサを辛抱強く待っていました。


「ケムケム」という名前は、毛色がチャコールグレーの「煙」のような色だったことから付けたのです。

初めて「彼女」と出会った正確な月日は覚えていませんが、少なくとも4年半は経っていると思います。


出会った時、すでに成猫だったので、今現在「ケムケム」は5歳半以上、人間なら立派な「中年女性」ということになります。

穏やかで大人しい性格の猫で、いつも控えめな鳴き声で「ニャア……」と言いながら走ってきました。


その「ケムケム」が、ある時を最後に何ヵ月も姿を見せなくなりました。

ああ、ついに「彼女」も死んでしまったか…と悲しい気持ちでした。


病気か、交通事故か、それとも邪悪な人間に虐殺されたのか…。

いつ、どんな最期を迎えたのだろう、と胸が痛くなりました。


それでもあきらめきれず、3月26日の夜、久しぶりにエサを持って【G地点】に行ってみたのです。


すると、いつもの場所にエサを置きかけた私のすぐ横から、「ニャ…、ニャアァ…」というあの遠慮がちな声が聞こえ、「ケムケム」が現れたのです!

あまりに嬉しくて、大声で叫びたいのを必死でこらえ、「ケムケム」の背中を撫でてあげました。


「彼女」は、間違いなく「猫オバサン」つまり私のことを覚えていてくれました。

お腹がペコペコだったのでしょう、私が背中を撫で続けても逃げる様子もなく、ガツガツとエサを食べています。


「ケムケム」は、以前に比べて少し背中の毛がボサボサしているように感じました。

野良猫としては「5歳半」は頑張って長く生きているほうです。

「彼女」も寄る年波には勝てないのかな、と哀れに思えてきました。


この夜以来、たとえ「彼女」に会えなくても、必ず「ケムケム」が食べにくる、と信じて、2日に1度のペースで「巡回」に行くようにしています。


いつかは本当に、私と「ケムケム」にも「最後の日」が来るのでしょう。

それでも「ケムケム」が生きている限り、頑張って応援しなければ、と思っています。


(4月11日の【G地点】、この日は別のキジ猫さんが、壁の横から「物欲しそうに」私を見ていました😅 )