野良と私の春夏秋冬

10数年来、自宅周辺の野良猫たちを見つめ続けてきたオバサンが綴る、「野良たちの生存記録」を兼ねた猫日記。

無事だった子、消えた子…

約2週間ぶりの更新です。

前回の記事を書いた後、体調がさらに悪化して、ブログどころではなくなってしまいました。


それでも、力を振り絞って野良さん達のもとへ「巡回」に行こうとしましたが、仕事から帰宅するともう動けずにダウン、という日が何度もありました。

「エサやり地点」によっては、3日連続でエサを貰えなかったような猫さんもいました。



私は、発症して約13年になる持病があります。

3月3日、長年通っている病院で診てもらったところ、やはり持病の数値が悪化していることがわかりました。


ここ最近の体調不良の原因がはっきりしたので、少し安心しました。

お薬の量が一気に増えましたが、急に回復する訳ではありません。

それでも少しずつ、一番しんどかった時よりは、症状が軽くなってきている気がします。



このところ、「巡回」がおろそかになり、ずっと会えないままだった猫さん達が心配でした。


(【C地点】の女ボス・猛女「ブッチ」、今朝の写真。「何よ、アンタ💢 早くあっち行きなさいよッ!」)


無事な姿を見せてくれて、ホッとした猫さんもいました。


【C地点】の肝っ玉母さん「ブッチ」は、今朝もいつもの場所で待ち構えていました。

ただ、最近は、ブッチと同じような白黒の「新顔猫」が出現、「ブッチ」とエサを巡って睨みあっているのが気がかりです。


また、「ブッチ」の息子で、ずっと母と一緒にエサを貰いに来ていた「パンダ」が、姿を見せなくなりました。

他の猫とのケンカで、よく怪我をして現れていましたが、一体どうしたのか、心配しています。

どんな形であれ、どこかで生きていてほしい、そう願っています。



(【B地点】2月27日撮影の「チビクロ一家」。下の写真も同じ)

(3兄弟猫のうち、唯一白黒の「オセロ」。なぜか、いつも皆から少し離れた所に座っています)


母猫「チビクロ」と3匹の子猫達(と言っても、もう満1歳の成猫ですが…)が生息する【B地点】。

私にエサを貰えなかった日も、何とか逞しく生き抜いていました。


最近は、一家4匹全員が勢ぞろいする日が多く、「ああ、みんな無事だったか😢」と安堵したものです。


(下の写真ともに、3月6日の「チビクロ」一家。「オセロ」は今日も、兄弟が食べ終わるのを待っています)

(エサをがっつく、チビクロ、クロイチ、クロニ)


ただ、3月8日【B地点】に行くと、元気なほうの黒い子猫「クロイチ」の姿だけ見えませんでした。

野良猫の命は、交通事故、人間の虐待、病気でいつ失われるかわかりません。

その命のはかなさを、私自身もこの13年間の経験で、嫌というほど知りました。



「クロイチ」、「パンダ」の他にも、姿を消した子がいます。

でも、まだどこかで生きていると信じたくて、エサを置き続けています。

暗がりから呼びかける声

ここ最近、体調が思わしくなく、「夜の巡回」に行けない日が幾度もありました。

自分も、「巡回」を始めた13年前より確実に老化が進み、体力的にもしんどくなってきています😥


あまりにキツい時は、「ああ、なぜ私はこんなこと(野良さんのエサやり)を始めちゃったんだろう…」と思うこともあります。


でも、1度始めたことを、自分の勝手な都合で突然止めてしまうのは、すごく罪なことだというのもわかっています😥

そんな訳で、しばしば自己嫌悪に陥りながらも、また次の夜は自分にハッパをかけ、出かけるのでした。


(【D地点】去年の秋頃からエサを貰いに来るようになったキジ猫さん。「ツッチー」と名付けました)


私が「巡回」に行けなかった夜も、「常連」の野良さん達はきっと「おかしいな~? 猫オバサン、なんで今夜は来ないんだ~?」とイライラしながら、待っているに違いないのです。



時々、ビックリすることがあります。

私は、毎夜「エサやり地点」の近くに駐車し、少し歩いて行くことが殆どです。

モロに「エサやり地点」に車を停めたりすると、猫や猫オバサンを目の敵にする人間に見つかりやすく、車のナンバーから素性を割り出される危険もあるからです。(犯罪者みたいですが…)


さて、何に驚くかと言うと、私が車から降りた途端、暗がりから「ニャオ~ン!」と呼びかける声がして、ギョッとすることがあるのです。


(上と同じ【D地点】で、去年の12月に撮影。「ツッチー」と一緒に食べている黒猫は「クロ子さん」。【C地点】の「チビクロ」の母猫ですが、最近姿を見ていません)


猫は人間と違って、暗がりでも目が見えると言いますね。

私の目には暗闇しか見えなくても、猫さんのほうは「あっ! 猫オバサンが来た!」とわかっているんですね。


時には、全く見知らぬ猫さんから呼びかけられることもあります😓

「え…? あの、一体どちら様で?」という感じですが、猫さんは「こっちはアンタのこと知ってんだよ! 早くご飯おくれ~!」と言いたげな顔です。

思わず笑ってしまいますけどね。


(【G地点】の常連「ケムケム」。私が到着すると、いつもすぐ横から呼びかけてきます)


【D地点】に、去年の秋(11月くらい)から現れるようになったキジ猫さんがいます。

いつも、憐れっぽい声で鳴きながら駆け寄ってきます。

そんなに詳しくは観察できませんが、頭や首にただれたような傷があるので、恐らく皮膚病ではないかと思います。


このキジ猫さんには「ツッチー」と名付けました。

もし、捕まるなら「ツッチー」を病院に連れて行ってあげたいのですが…。

やはり「捕獲機」でもないと無理のようです。


昨夜は、数日ぶりに【D地点】にも「巡回」に行きましたが「ツッチー」には会えず…。

しかし、今朝、エサの器を回収しに行くと、猫1匹分ほどエサが減っていました。

「ツッチー」が食べてくれてるといいのですが…。

早く春が来ないかニャ~

3日前くらいから、私の住む地域ではようやく寒さが緩み、朝の空気の中には、ほんの少し春の気配も感じられるようになりました。

でも、また次の寒さがやって来るので、油断は禁物ですが…。


北陸・東北地方などでは再び「大荒れ」の天気で、大雪が心配されるとのことですが…。

本当の春は、まだまだ遠いのでしょうか。


(一昨日の夜、久々に勢ぞろいした「チビクロ」一家。なぜか、いつも「オセロ」はカメラ目線😓)



人間よりも、暖かい春を一番心待ちにしているのは、寒さに必死で耐えている野良猫さん達ではないでしょうか?


毎晩、【B地点】にエサを貰いにあつまる「チビクロ」一家。

母猫「チビクロ」と、去年春に生まれた3匹の子猫達。(子猫と言っても、もう成猫と変わらない大きさですが…)

なかなか4匹全員揃う日がありません。

その晩、会えなかった子のことが、いつも心配です。


一昨日の夜は、久々に母子4匹全員が揃いました!

このところ、母猫「チビクロ」の姿が見えず、心配していたのです。

子猫達に少し遅れて、「ニャ~ン!」と鳴きながら、すぐ目の前の小学校から走り出てきた「チビクロ」。

恐らく「チビクロ」一家は、この小学校の敷地内を「ねぐら」にしているのでしょう。


(こちらは数日前の写真。クロイチ、クロニ、オセロの子猫3匹が食べに来た)



しかし、昨夜は元気なほうの黒い子猫「クロイチ」の姿だけ見えませんでした。

【B地点】は、車の通りが激しい道路に面しています。

「もしや、交通事故に遭ったのではないか? 」と、心配は尽きることがありません😢


野良猫さん達のためにも、早く春が来てほしいと願っています。